昨晩はスーパームーンがきれいでした。
写真は
2015年9月27日に岩手県内で撮影したものです。
中秋の名月ということで、
中国の詩人蘇 軾(そ しょく)の月が題材になっている詩をご紹介します。
日本語訳には私個人の解釈が入っています。
詩や歌詞というのは翻訳が難しい分野の一つですね。
明月幾時有?把酒問青天,不知天上宮闕,今夕是何年?
我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不胜寒,起舞弄清影,何似在人間。
轉朱閣,低綺戶, 照無眠,不應有恨,
何似長像別時圓,人有悲歡離合,
月有陰晴圓缺,自古兩難全,
但願人長久,千里共嬋娟 !
明月よ、いつから天にあるのか、酒を手に天に問う、天上の宮殿では、今宵は何年にあたるのか
私も風に乗り天上へ行きたいが、宮殿は高いところにあり、ひどく寒いことだろうから、この世の舞を楽しみ、人の世にいることにしよう
朱閣をめぐり、帳に近づき、人々を照らす月よ、恨むべくもないのに、
別れの時に満月になるのは何故か、人に悲しみ歓びの離合あり、
月に陰晴の満ち欠けあり、古くから完全なるは難し
果てなき距離を隔てていても、人々が末永く、月を眺めていることを願う